2025年最新 雨漏りの原因は?事例とともに紹介
なぜ雨漏りが発生するのか?
雨漏りが起こる原因は、主に「屋根の劣化」と「施工ミス」の2つに分けられます。
まず、屋根の劣化は、長い年月にわたる風雨や紫外線の影響で、防水の役目を果たす屋根の素材が傷んでしまうことから始まります。
その結果、雨水が屋根の中に入り込んでしまいます。
次に、施工ミスの場合ですが、新しく屋根を設置する際に、防水シートや屋根材を正しく取り付けていなかったり、材料が不適切だったりすると、雨漏りが起きやすくなります。
実際に雨漏りが発生する場所としては、屋根のひび割れや浮き、瓦がずれている部分、または屋根のつなぎ目などがよくあります。
これらの箇所に小さな隙間ができ、その隙間から雨水が浸入してしまいます。
さらに、雨漏りが起きる場所が屋根の一部だけに留まることもあれば、家全体に広がることもあります。
屋根の定期的なチェックやメンテナンスがとても大切です。
よくある雨漏りの原因は?
瓦のズレや割れ 古い屋根でよく見られる原因の一つが、瓦のひび割れやズレです。長い間風や雨にさらされていると、瓦自体が劣化して割れたり、ずれたりします。その隙間から雨水が入り込んで、屋根内部に浸透することがあります。特に、古い瓦屋根ではこうした問題が起こりやすいです。

防水シートの劣化
屋根材の下に敷かれている防水シートが劣化すると、雨水を防ぐ役目を果たさなくなり、隙間から水が漏れ始めます。

屋根の経年劣化
屋根材が長年の使用で劣化すると、裂け目や小さな穴ができることがあります。
こうした損傷がある状態で強い雨が降ると、雨水が少しずつその隙間から漏れ出し、最終的に室内にまで浸透してしまいます。
初めは少しの水漏れかもしれませんが、放置すると被害が大きくなることがあるので、早く確認して修理することが大切です。

屋根の施工不良
新築やリフォーム時に施工が不十分だった場合、後々雨漏りの原因になります。
特に防水紙が適切に施工されていない場合や、屋根の取り付けに不備があると問題が発生しやすくなります。
雪や氷の影響
寒冷地域では、雪や氷の重みが原因で屋根が変形することがあります。
これにより、瓦や屋根材が割れたり、ずれたりして隙間ができることがあります。
その隙間から水分が浸入すると、雪解け水や雨水が漏れ出すことになり、雨漏りを引き起こす原因となります。
特に冬場の雪解け時期は、屋根の状態をチェックしておくことが重要です。

雨漏りはどこで起こりやすいのか?
雨漏りは屋根のどこでも発生する可能性がありますが、特に以下の場所でよく見られます。
屋根の継ぎ目 屋根の角や継ぎ目部分は、特に雨水が入りやすい場所です。屋根材と屋根材が接する部分や、屋根の端と壁がつながる部分などがそれにあたります。これらの接続部にシーリング材が不足していると、隙間ができてしまい、そこから雨水が浸入することがあります。シーリング材は水を防ぐ役目を果たしているため、劣化や不足があると、雨漏りの原因になりやすいのです。
換気口や煙突の周り 屋根に取り付けられている換気口や煙突の周りは、屋根材とは異なる素材が使われているため、水漏れが起こりやすい場所です。これらの部分は、屋根と異なる素材を接続するため、どうしても隙間ができやすく、そこから雨水が侵入することがあります。特に古い住宅では、このような接続部分の劣化や不具合が原因で雨漏りが発生しやすいです。定期的にチェックし、必要に応じて防水処理を施すことが重要です。
屋根の谷部分 屋根が交差する部分、いわゆる「谷部分」では、雨水が集まりやすくなります。この部分は水の流れを一箇所に集中させるため、劣化するとその水が屋根の内部に浸透しやすくなります。谷部分の防水処理が不十分だったり、長年の使用で素材が劣化したりすると、そこから雨漏りが発生することがあります。特にこの部分は注意深く点検し、早期に対処することが大切です。
雨樋(あまどい)の詰まり 雨樋(あまどい)が詰まっていると、雨水がうまく排水されず、屋根に溜まってしまいます。その結果、溜まった水が屋根内部に浸透し、最終的に雨漏りの原因になることがあります。特に落ち葉やゴミが溜まりやすいので、定期的に掃除や点検を行って、雨樋が正常に機能しているか確認することが重要です。早期に詰まりを取り除くことで、屋根への負担を減らし、雨漏りを防ぐことができます。

雨漏りが起こっているということは防水紙も劣化しているの?